(Solo) J. M. Hotteterre Suite op.2-1 D-dur 2.Allemande a=415Hz

Seiichiro Nishino

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【Tuning】a=415Hz

【Instruction】
・Level: Intermediate
・Tempo: Normal

【Score】
https://imslp.org/wiki/Pièces_pour_la_flûte_traversiere,_Op.2_(Hotteterre,_Jacques)

【Messeage】
フランス・バロックのフルート曲の中で基本中の基本といえる曲です。ヴェルサイユでルイ14世の宮廷楽師だったオトテールは教育にも力を入れ、フルートの教則本や即興的な演奏方法を書いたプレリュードの技法や、当時流行していた歌をフルートデュエットにしてまとめた初心者向けのエールとブルネット集等などを出版しています。今回収録した作品2の曲集には、当時は書き込まれずに演奏家が自由につけていた装飾音がたくさん書き込まれています。自分でつけることのできない人の参考になればと序文に書かれています。バロック時代にはフランス様式とイタリア様式という二つの全く異なる様式がありました。たとえばフランス様式の曲では、早い音価は書かれていなくても付点がついているかのように不均等に演奏する奏法、イネガールをつけて演奏する必要があります。舞曲が主体なので、それぞれのダンスの方を知らないと演奏の仕方が分からないかもしれません。バッハ、ヘンデル、テレマンの曲などはイタリア様式のものが多いため、フランス様式の曲はちょっと分からないと敬遠する方もいらっしゃるかもしれません。バロック・フルートはルイ14世時代のフランスで開発され他の国へと伝播していきました。そのためバロックのフルートの曲の多くはフランスの影響を受けているといえます。ぜひ、フランス様式が分からないという方はマイナスワンの前にフルートとチェンバロの見本演奏と一緒に何度も演奏してみてください。演奏習慣はとにかく慣れです。自然と舞曲のリズム感が身についてくるはずです。前田りり子さんを含めオトテールのCDはたくさん出ていますが、415で録音されているものはあまりないので、ぜひご活用ください。